紙・合成紙のユポ・コーポレーション
更新 2026.02.20 公開 2023.09.01 コラム

リサイクルの3つの手法と例を解説|企業の取り組み事例も紹介

リサイクルとは、廃棄物などを資源化またはエネルギー化して再利用することです。昨今、リサイクルを含めた「3R」の取り組みが注目されています。この記事では、リサイクルの手法や企業におけるメリット、具体的な取り組みの例について解説しますので、参考にしてください。

Article Image

無料

2分で簡単申し込み

問い合わせ・サンプル請求する

目次

    リサイクルとは

    リサイクルとは、廃棄物などを資源化またはエネルギー化して再利用することを意味します。例えば、新聞や雑誌を段ボールやトイレットペーパーに再利用するなどの方法が挙げられます。また、リサイクルは「リユース(Reuse)」「リデュース(Reduce)」「リサイクル(Recycle)」の総称である「3R」に含まれます。近年では、ごみの削減を目指す取り組み自体を「3R」と呼ぶことが一般的です。

    リサイクルの関連用語|リユースとは

    リユース(Reuse)とは、物を捨てずに再び使うことです。具体的な例としては、リターナブル瓶や、通い箱(瓶などの配送箱)などが挙げられます。リユースは、自分で再利用するだけでなく、使わなくなったものを交換・買取・寄付するなど、さまざまな方法で実践されています。株式会社ユポ・コーポレーションが開発した「ユポ」製品は耐久性が高く、店舗メニューや山岳マップなど、長期間くり返して使う用途に向いています。

    リサイクルの関連用語|リデュースとは

    リデュース(Reduce)とは、資源の使用量を減らすことを指します。具体的には、割り箸を使用しない、エコバッグを活用するなどの取り組みが挙げられます。
    株式会社ユポ・コーポレーションが開発した、従来の「ユポ」と比較してプラスチックの使用量を削減できるラベル用合成紙「ユポエアー」も、リデュースの実現を目的とした商品です。

    リサイクルの3つの手法と再生例

    マテリアルリサイクル

    マテリアルリサイクルは、物(マテリアル)を廃棄物として捨てるのではなく、原材料として再利用する手法です。材料リサイクル、再資源化、材料再生などと呼ばれることもあります。マテリアルリサイクルの具体例としては、ペットボトルをTシャツにしたり、廃棄金属をジュエリーに加工したりすることなどが挙げられます。

    ペットボトルのリサイクル

    ペットボトルのマテリアルリサイクルは、回収したペットボトルをフレーク状に粉砕し、原料として再利用する取り組みです。回収されたペットボトルは、ペットボトルとして再生されたり、衣類や卵のパック、食品用トレーなどさまざまな用途に再利用されています。

    アルミ缶やスチール缶のリサイクル

    アルミ缶やスチール缶は、回収後に再生されます。回収されたアルミ缶は再びアルミ缶やアルミニウム部品として、回収されたスチール缶は再びスチール缶や鉄製品として再生されることがほとんどです。何度もリサイクルが可能であり、リサイクルによって原料鉱石や精錬エネルギーの節約も実現できます。

    紙のリサイクル

    紙のリサイクルは、回収した古紙を原料として新たな紙製品を作る取り組みです。例えば、回収された新聞や段ボールは再び新聞や段ボールに、紙パックはトイレットペーパーやティッシュペーパーにリサイクルされます。紙のリサイクルによって、廃棄物として処理される紙を削減し、木材資源の消費を軽減できます。

    農業用ビニールのリサイクル

    農業用ビニールのリサイクルは、農業から回収されたビニールハウス用のビニールやパイプを再利用する取り組みです。回収された農業用ビニールは、床材やレジ袋、水切りネットなどの製品に再生されます。

    ケミカルリサイクル

    ケミカルリサイクルは、廃棄物を化学的に処理することによって組成変換や分解をし、原材料としてリサイクルする手法です。マテリアルリサイクルに次いで、環境負荷軽減に貢献できるリサイクル手法として注目されています。廃プラスチックのケミカルリサイクルの代表例として、油化やガス化、高炉原料化などの手法が挙げられます。

    高炉原料化によるリサイクル

    高炉原料化は鉄の製造において、廃プラスチックをコークスの代替として利用するリサイクル手法です。コークスとは、鉄鋼製造において燃料や還元剤として使用される重要な化石燃料資源です。

    ガス化によるリサイクル

    ガス化によるリサイクルは、廃プラスチックを加熱によりガス化して得られる二酸化炭素や水素などのガスを有効利用するリサイクル手法です。回収された二酸化炭素はドライアイスや炭酸飲料に、水素はアンモニア製造などに利用されます。

    原料・モノマー化によるリサイクル

    原料・モノマー化によるリサイクルは、プラスチックを構成最小単位のモノマー分子に分解し、原料として再利用するリサイクル手法です。例えばペットボトルの場合、ビス(2-ヒドロキシエチル)テレフタレート(BHET)などに分解して再利用すれば、新品と同じ品質で再生することができます。

    サーマルリサイクル

    サーマルリサイクルは、廃棄物を焼却する際に発生する熱エネルギーを再利用するリサイクル手法です。サーマル(thermal)は、英語で「熱」を意味します。代表的な例は、焼却熱を温水プール、発電、ボイラーで利用するなどです。国内では、廃棄物を処理して助燃材を生成する取り組みも、サーマルリサイクルとして知られています。なお、サーマルリサイクルは海外ではリサイクルとは認められていないケースもあるため、注意が必要です。

    サーマルリサイクルに利用される廃棄物とは

    サーマルリサイクルに利用される廃棄物は、一般的に再生原料としてリサイクルができないものが対象です。汚れがとれない食品包装、食品トレーや宅配ピザの箱などが例として挙げられます。

    家庭でできる!リサイクルの例

    「リサイクルへの取り組み」と聞くと難しそうに感じる人も多いでしょう。 イメージに反して、リサイクルは各家庭の小さな取り組みから参加することができます。ここでは、家庭ごとに意識することで取り組めるリサイクルの例を5つ紹介します。

    ごみの分別

    牛乳パックや食品トレーなど、家庭に溜まりがちなごみの一部は、新たな資源としてリサイクル活用できます。

    再利用できるものを適切にリサイクルするためには、可燃ごみ・不燃ごみ・プラスチックごみなど、ごみの種類ごとの分別を徹底するようにしましょう。牛乳パックや食品トレーなど、店頭回収が行われているごみに関しては、店頭の回収ルールに従い分別します。食品トレーには、リサイクルできない素材もあるため、捨てる前に確認しましょう。

    古着や中古品は回収ボックスを利用

    使わなくなったものは、必要なところに譲り渡すことでリサイクルができます。 不用品や中古品の再利用は、さまざまな自治体で進められており、店舗や自治体で回収ボックスを設置しているところもあります。

    古着や中古品など、まだ使えるものは、捨てるのではなく回収ボックスに入れるとよいでしょう。回収ボックスが近くにない家庭は、リサイクルショップやフリーマーケットを利用して処分することもおすすめです。

    詰め替え品の使用

    シャンプーやリンスなどの消耗品は、毎回新品を買うとその都度容器を捨てなくてはなりません。プラスチック容器の使用・廃棄量削減には、新品ではなくパックやパウチ等の詰め替え品を使用しましょう。容器が必要な液体石鹸ではなく、固形石鹸を選ぶこともよいでしょう。

    家電リサイクル法の活用

    一部の家電は、国や自治体によってリサイクルが推奨されています。現行の家電リサイクル法でリサイクルが義務付けられている家電製品は、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の4品目です。

    家電をリサイクルする方法には、以下のものがあります。

    ・量販店で引き取ってもらう

    ・メーカー指定の場所に持ち込む

    ・自治体指定の方法で処分に出す

    ・リサイクルショップを活用する

    家電の処分料金はメーカーや家電によって異なるため、処分前に問い合わせて確認しましょう。

    エコマーク商品を選ぶ

    商品の選び方を意識するだけでも、リサイクルに貢献できます。

    エコマークとは、環境負荷が少ないと認定された商品についているマークです。エコマーク製品は製造工程〜廃棄のサイクル全体で環境への負荷が少なく、環境保全に有用と認められています。エコマーク商品を積極的に選ぶことによって、間接的にリサイクルへ貢献できます。

    企業がリサイクルをするメリット

    企業がリサイクルを実施して得られるメリットは、大きく分けて3つです。ここでは、企業がリサイクルをするメリットについて解説します。

    企業イメージが上がる

    企業がリサイクルを実施するメリットとして、企業イメージの向上が挙げられます。企業が環境問題や社会課題の解決に積極的に取り組んでいるというアピールになり、消費者の信頼性を高められます。環境報告書やCSRレポート、企業のWebサイトなどで取り組みを公表し広めることで、より高い効果が期待できます。

    廃棄物の処理コストを削減できる可能性がある

    廃棄物の処理コストを削減できる可能性がある点も、企業がリサイクルを実施するメリットの1つです。

    通常、廃棄物を処分する場合には、回収や処理にコストがかかります。しかし資源としての用途があるものを業者に買い取ってもらえば、利益につなげられます。

    SDGs達成につながる

    SDGs(持続可能な開発目標)の達成につながる点も、企業がリサイクルを実施するメリットの1つです。リサイクルによる取り組みは、SDGsの目標12である「つくる責任、つかう責任」と密接に関連していることから、昨今リサイクルに取り組む企業が増えています。

    リサイクルの取り組み事例

    現在、飲料メーカーやアパレルなど、多くの業界でリサイクルの取り組みが行われています。ここでは、企業の代表的な取り組み事例を紹介します。

    日本コカ・コーラ株式会社

    日本コカ・コーラ株式会社は、「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」を目標に掲げ、2030年までに廃棄物の90%の削減を目指しています。使用済みペットボトルを再生して飲料の容器として利用する「ボトル to ボトル」プロジェクトも、主な取り組みの1つです。

    ライオン株式会社

    ライオン株式会社は、資源循環型社会の実現に向けて、3Rに積極的に取り組んでいます。例えば、容器や包装の削減(リデュース)、詰め替え用品の導入(リユース)、再生プラスチックの利用(リサイクル)などもその代表例です。また、リニューアブルにも注力しており、持続可能な資源の活用を推進しています。

    株式会社ユニクロ

    株式会社ユニクロは、不要になった衣料をリユース・リサイクルする取り組み「RE.UNIQLO」を行っています。全国の店舗に回収ボックスを設置し、顧客からの衣料を収集している点もポイントです。同社では、難民キャンプへの衣料支援をするリユースの取り組み、衣料を燃料や原料に利用するリサイクルの取り組みを実現しています。

    株式会社ダスキン

    株式会社ダスキンでは、商品のライフサイクル全体で3Rに取り組む「レンタル循環システム」を行っています。モップやマットの定期的な回収(リデュース)、洗浄後の再使用(リユース)、再使用不能な商品の資源化(リサイクル)などの取り組みを行っています。

    日本マクドナルド株式会社

    日本マクドナルド株式会社は、地球環境の保護に積極的に取り組み、リサイクル活動を推進しています。具体的には、おもちゃを回収してトレーに再生したり、廃食用油を飼料化したり、コーヒーの出し殻を堆肥として再資源化したりなど、さまざまな方法で廃棄物をリサイクルにつなげています。

    面白い!ユニークなリサイクル事例

    世界には、ユニークな取り組みによってリサイクルへの耳目を集めたさまざまな事例が存在します。ここでは、日本も含む3か国で行われたユニークなリサイクル事例について紹介します。

    バスの「ペットボトル払い」

    インドネシアの都市・スラバヤで注目されたのが、バスの「ペットボトル払い」です。 この取り組みは、ペットボトル5本をバスターミナルに持っていくと、2時間のバス乗車券と交換できる、というものです。

    この取り組みによって、一カ月で7.5トンものペットボトルの回収に成功したと発表されています。回収されたペットボトルは、リサイクル業者によって買い取られ、再利用されました。今回の取り組みによって発生した利益は、バスの運営のほか、ジャワ島の緑化資金にもあてられました。

    食品廃棄ごみから作るビール

    イギリスのクラフトビールメーカーである「Northern Monk Brewery」が製造して話題となったものは、売れ残りのパンや果実などのフードロスとなる食品廃棄ごみを原料とするビールです。

    これらの食品から作られたビールは、ごみを出さずに製造・販売するビールでもあります。醸造過程で使われるホップ・麦芽カスなどは、廃棄せず地元農家へと寄付し、堆肥として再利用されました。販売の際に用いられるガラスボトルも、リサイクル可能なもののみが使用されています。

    おみくじラベル

    日本の企業であるサントリーがペットボトルラベルの分別推進のために行った取り組みとして、「おみくじラベル」があります。

    これは、ペットボトルラベルの裏におみくじを配置することで、消費者が楽しんでペットボトルとラベルを分離するように工夫した取り組みです。加えて、おみくじを集めて応募すれば抽選でプレゼントが当たるようになっており、ラベルを捨てずに集められるように配慮がされています。実際におみくじラベルを目にしたことがある人も多いでしょう。

    まとめ

    リサイクルとは、廃棄物を資源やエネルギーに再利用することです。リサイクルは3Rの一端を担っており、企業がリサイクルに努めることは、企業のイメージアップや廃棄物の処理コストの削減、SDGsの達成につながります。

    50年以上の歴史を持つ株式会社ユポ・コーポレーションでは、「ユポ」製品やその他プラスチック製品の原料として、「ユポ」の印刷端材をリサイクルする仕組みの整備を進めています。環境に配慮した製品や取り組みに興味がある人は、是非お問い合わせください。

    無料サンプル請求・問合せする

    この記事を書いた人株式会社ユポ・コーポレーション

    地球と人を大切にしていきたい。
    当社はこれからも環境保全や環境負荷の削減を使命として社会に貢献していきます。

    • ホーム
    • お知らせ
    • リサイクルの3つの手法と例を解説|企業の取り組み事例も紹介

    より具体的な採用までの流れを知りたい Contact

    お電話でのお問い合わせ
    icon-phone 03-5281-0815 受付時間 9:00-12:00 / 13:00-17:30(土日祝を除く)

    ユポは、ポリプロピレン樹脂と石灰石由来の炭酸カルシウムを主原料とする、紙とフィルムの特長を併せ持つ合成紙です。ユポは、ユポ・コーポレーションが特許を保有する技術が多数用いられた高機能素材であり、一般的な紙と違い、水や油に強く、破れにくいなどの利点が多くあるため、屋外のポスターや食品・日用品の容器ラベル、飲食店メニューなどの身の回りの製品で一般的な紙の代替品として様々なシーンで採用されています。また、ユポは一般的なPPフィルムと比べて、CO₂排出量や樹脂使用量が約45%少ない(※1)ため、環境負荷低減に貢献する素材として注目されています。加えて、ユポはリサイクル可能な素材であり、その一例として、選挙の投票用紙に使用されたユポを再生樹脂原料へ再利用する取り組み(※2)が行われています。ユポは長年愛され、合成紙市場において45年以上国内シェアNo.1、世界70カ国で使用される実績(※3)を誇っています。※1…詳細はこちら ※2…詳細はこちら ※3…詳細はこちら

    ※「ユポ」「YUPO」「ユポグリーン」「スーパーユポ」「スーパーユポダブル」「ウルトラユポ」「ユポトレース」「アルファユポ」「ユポタック」「アクアユポ」「ユポサクションタック」
    「ユポ静電吸着」「クロスユポ」「ハイティアーユポ」「コンシールユポ」「ユポジェット」「ユポコート」「YPI」「ユポエアー」は(株)ユポ・コーポレーションの登録商標です。
    ※画像、イラストはイメージです。