紙・合成紙のユポ・コーポレーション
更新 2025.06.04 公開 2024.03.28 コラム

メニューにおすすめの素材8選 紙の特徴やメリット、選ぶポイントも解説

飲食店をはじめとした、お店のメニュー表やメニューブックは素材の選び方が大事です。たとえば、料理のジャンルやお店の雰囲気、実用性などを考慮する必要があります。しかし、最適な紙の素材の選び方は、わからない人が多いのではないでしょうか。 この記事では、メニューに最適なおすすめの素材を多数紹介します。素材ごとの特徴やメリット、メニューの素材を選ぶときのポイントも解説します。ぜひお役立てください。

Article Image

無料

2分で簡単申込み

ユポのサンプル請求や問合せする

目次

    メニューの素材とは?

    メニュー表やメニューブックの表紙・中面で使われる素材には、多くの種類があります。飲食店をはじめとしたメニューの素材は、紙が中心です。素材の種類は、お店の雰囲気や実用性などをもとに選ぶことをおすすめします。

    メニューにおすすめの素材・紙の種類は?

    メニューの素材は、紙の種類によって特徴が異なります。ここでは、メニューにおすすめの素材・紙の種類を解説します。

    合成紙「ユポ」

    合成紙「ユポ」とは、独自の製法で開発された「フィルム法合成紙」です。ラミネート加工が不要で、屋外で使用できる耐水性と耐久性があります。主原料は、合成樹脂「ポリプロピレン」と、天然鉱物由来の「炭酸カルシウム」です。
    「ユポ」は水分が染み込まないため、飲食物による汚れが起きにくく、メニューの素材として数多くの実績があります。印刷による発色がよく、食品が鮮やかに見える点もメリットといえます。

    メニューに使える「ユポ」はこちら
    サンプル請求も可能です)

    「アストル」T

    「アストル」Tとは、塗工紙の1つです。表面が塗料でコーティングされており、発色がよい特徴があります。「アストル」はコート紙より厚手で、光沢がある点もメリットです。印刷効果を高めるために、両面塗工がされています。
    「アストル」Tは、写真や画像などの発色がよく、彩度の高い印刷物に適しています。たとえば、チラシやパンフレット、カタログなどを印刷する際におすすめです。

    ※「アストル」は中越パルプ工業株式会社の登録商標です。

    色上質紙

    色上質紙とは、上質紙をベースに着色した紙です。洋紙のなかでは古くから使われており、紙の品質が安定しています。色数が何十色もあり、豊富な種類のなかから多くのカラーバリエーションが選べます。
    色上質紙は、コピー用紙のような質感が特徴です。さまざまなプリンターの印刷に対応しており、レーザープリンターやインクジェットプリンターで印刷できます。種類も豊富で、表面がさらさらしているもの、マットな質感なものなどがあります。

    「マーメイド」

    「マーメイド」とは、水彩紙です。ファンシーペーパーと呼ばれる紙の1つで、表面にふっくらとしたさざ波のような風合いが転写されています。織り模様のついた特殊なフェルトを用いており、ソフトな高級感やあたたかみが特徴です。
    「マーメイド」は、文字の印刷に最適です。たとえば、ポスターやカタログ、カレンダー、封筒、名刺など、幅広い用途に使われています。

    ※「マーメイド」は株式会社竹尾の登録商標です。

    「レザック」66

    「レザック」66とは、ファンシーペーパーの1つです。高級感や柔らかい質感が特徴で、温かみがあるカーフ(仔牛の皮)風のエンボス加工が表面に施されています。商品名の「レザック」は、レザーライクという意味からの造語です。66は同商品が発売された1966年を指しています。
    「レザック」66は、文集や企画書、冊子の表紙、メニューの表紙などに使われています。

    ※「レザック」は特種東海製紙株式会社の登録商標です。

    「ファーストヴィンテージ」

    「ファーストヴィンテージ」は、クラフト紙ベースのファンシーペーパーです。「ヴィンテージ」の名の通り、何年も使い込んだような色合いと質感をもちます。質感はさらっとした手触りで、ビンテージ感やレトロ感が特徴です。紙の裏表に差はほとんどなく、原料である繊維が見えます。
    「ファーストヴィンテージ」は、アッシュやオーク、スカーレットなどのカラーバリエーションが豊富にあります。

    ※「ファーストヴィンテージ」は株式会社竹尾の登録商標です。

    「五感紙」荒目

    「五感紙」荒目とは、フェルト調のファンシーペーパーです。表面に凸凹エンボスが施されています。エンボス加工は荒めで、やや堅い点が特徴です。表面の手触りはつるっとしています。裏表の差は、ほとんどありません。
    「五感紙」荒目は、五感を刺激するような手触りを感じられます。「五感紙」には荒目だけでなく細目が販売されており、より微細なエンボスが特徴です。

    ※「五感紙」は平和紙業株式会社の登録商標です。

    「ペルーラ」 スノーホワイト

    「ペルーラ」 スノーホワイトは、高級感や上品さがある印刷用紙です。両面にパール調の加工が施されており、若干の粒状感があります。表面に光を当てると、用紙の粒状感がキラキラと光る点が特徴です。
    「ペルーラ」 スノーホワイトを使うと、白色度が高く、発色のよい印刷物に仕上がります。素材の手触りがなめらかなため、印刷面を少なくするデザインにおすすめです。

    ※「ペルーラ」は特種東海製紙株式会社の登録商標です。

    メニューの素材の選び方

    メニューの素材は、用途に応じて使い分けましょう。ここでは、メニューの素材の選び方を解説します。

    お店の雰囲気に合わせて選ぶ

    メニューの素材は、お店の雰囲気に適したものを選びましょう。たとえば、飲食店は、居酒屋や高級レストランなど、お店ごとに雰囲気が異なるためです。また、和食・中華・フレンチのように、お店のジャンルによっても適したメニューの素材は異なります。

    メニューの素材を選ぶ際は、お店の雰囲気や提供する料理、価格帯、客層なども考慮しましょう。店内のインテリアに合わせて素材、色、柄を選ぶのもおすすめです。

    耐久性など重視したいポイントに合わせて選ぶ

    メニューの素材は、何を重視したいのかで選ぶことが大事です。たとえば、水に濡れても破れない、耐久性が高いなどの実用性を重視した選び方があります。焼肉店をはじめとした飲食店の場合、耐熱性・耐油性も必要になります。

    お店独自のこだわりを入れるために、メニューの素材を変える方法もあります。お店のこだわりとして、環境にやさしい素材を使う選択も可能です。

    メニューの変更頻度で選ぶ

    メニューの素材だけでなく、メニューを変更する頻度によって、適切なメニューのタイプ(形状)も変わってきます。たとえば、季節ごとにメニューの内容が変わる場合は、差し替えできるものを選ぶと良いでしょう。また、変わる部分のメニューを分けるなどの工夫も効果的です。

    メニューに使える「ユポ」はこちら
    サンプル請求も可能です)

    メニュー素材の選び方【飲食店別】

    メニューに適した素材は、飲食店の特徴や形式によって異なります。
    ここからは、さまざまな特徴の飲食店ごとに、どのような素材のメニューを準備するとよいかを紹介します。
    メニュー表の素材で悩んでいる飲食店は参考にしましょう。

    油汚れが目立つ飲食店|焼肉屋・ラーメン屋・中華店

    飲食店によっては、店内に油汚れが付きやすいものもあります。
    具体的には、焼肉屋やラーメン屋、中華料理店などは油汚れが気になりやすいといえるでしょう。

    このような業態の店で紙のメニューを設置する場合、ユポなどで作ることがおすすめです。
    これらの素材は、耐水性や耐久性に優れ、長く使いやすい利点があります。
    油汚れが多い飲食店に設置するメニューとして、適しているといえるでしょう。

    和風で落ち着いた印象の飲食店|和食店・居酒屋

    飲食店のメニューは耐久性や耐水性だけではなく、店の雰囲気に合う演出ができるかどうかも重要です。
    特に、落ち着いた雰囲気を演出する必要のある和食店や、隠れ家的な居酒屋などではメニューと店の雰囲気の一体感は重要でしょう。

    これらのような店のメニューにおすすめの用紙は、ユポ、五感紙荒目、色上質紙などです。
    特に五感紙は、落ち着いた和の雰囲気を演出できるため、和食店に向いているといえます。
    また、色上質紙は、バリエーションが豊富でメニューの変更が多い居酒屋にも向いています。

    洋風で写真が豊富にある飲食店|レストラン・洋食店

    前述で和の雰囲気を演出するために適した素材を紹介しましたが、飲食店の業態や方針によっては、洋風の店内に合う素材が欲しい場合もあるでしょう。
    具体的にはレストランや洋食店などが、洋風のデザインや写真の多い表示のメニューが適しているといえます。

    また、居酒屋でも店の方針によっては、洋風のデザインが必要なこともあるでしょう。
    これらのような店のメニューにおすすめの素材は、パールトーン加工で高級感を出せるペルーラスノーホワイトや、印刷がきれいで料理も映えるユポなどです。

    コースがメインの飲食店|フランス料理・イタリア料理

    飲食店には、単品で好きな料理を頼む形式の所もあれば、コース料理が主力商品の店舗もあります。どちらの形態を選ぶかによって、メニューに求める雰囲気も変わるでしょう。
    コース料理が主体の飲食店としては、フランス料理店やイタリア料理店があります。

    これらの業態には、レザック66やマーメイドなど、革のような風合いがあり文字を活かす印刷に向いた素材がおすすめです。
    コース料理や、特別メニューの掲載にも向いているでしょう。
    また、卓上メニューの場合、耐水性や汚れに強いユポもおすすめです。

    日替メニューが多い飲食店|定食屋・カフェ

    多くの飲食店は、期間ごとに決まったメニューで営業しますが、日替わりや週替わりで異なるメニューを出す店もあります。
    定食屋やカフェなど、日常的に利用される店に多いといえるでしょう。

    日替わりや週替わりのメニューが多い店には、色上質紙やファーストビンテージのメニューがおすすめです。
    ファーストビンテージとはクラフト紙がベースの素材で、色や素材感が特徴的なため、ビンテージ感のあるメニューが作成できます。
    色上質紙は、色や厚みのバリエーションが豊富なことや費用が安いことも利点です。
    ファイルに入れて日替わり・週替わりメニューを表示してもよいでしょう。
    また、回転率の高い店では、耐久性が高く摩耗しにくいユポもおすすめです。

    メニューの素材なら合成紙「ユポ」がおすすめ

    メニューの素材は、機能性に優れた合成紙「ユポ」がおすすめです。ここでは、「ユポ」の特徴を解説します。

    合成紙「ユポ」の特徴と使用するメリット

    ユポはプラスチックフィルムと同様の耐水性、耐久性をもつ合成紙です。紙のようなしなやかさと、優れた印刷適性を併せ持っています。濡れても破れにくく、強度・形状をきれいなまま維持できます。また、ラミネート加工せずとも水分や油、アルコールにも耐性があるので、丈夫なメニューの作成が簡単に可能です。

    用途に合わせて適したユポをご紹介いたします。
    サンプル提供ももちろん可能!

    どんな用途で使いたいか、ご希望をお聞かせください。

    CTA.png

    まとめ

    メニュー素材は、お店によって適切なものが異なります。飲食店のメニューであれば、水や油に強く、耐久性に優れたものがおすすめです。お店の雰囲気やこだわりによってもメニューの選び方が異なるため、用途に応じて選び方を変えましょう。

    株式会社ユポ・コーポレーションは、合成紙「ユポ」の製造販売を行っています。高い機能性を備えながらも、環境負荷の少ない点が、合成紙「ユポ」の強みです。国内No.1のシェアを誇り、50年以上の実績があります。

    ※...合成紙市場における販売量(t)、(参考)矢野経済研究所「2022年版 特殊紙市場の展望と戦略」

    「ユポ」は、脱プラスチックが難しい場合でも、プラスチック削減に貢献できる素材です。「ユポグリーンシリーズ」は植物由来のバイオマス樹脂を配合しています。化石燃料由来のプラスチック使用量やCO₂排出量の削減につながる「環境負荷削減に貢献できる素材」としておすすめします。
    環境に配慮した素材をお求めの際は、是非お問い合わせください。

    ユポについて詳しく知りたい方は、各種資料がまとめてダウンロードできる「資料ダウンロード」をご活用ください。

    資料ダウンロードはこちら

    ※「ユポ」「ユポグリーン」は株式会社ユポ・コーポレーションの登録商標です。

    この記事を書いた人株式会社ユポ・コーポレーション

    地球と人を大切にしていきたい。
    当社はこれからも環境保全や環境負荷の削減を使命として社会に貢献していきます。

    • ホーム
    • お知らせ
    • メニューにおすすめの素材8選 紙の特徴やメリット、選ぶポイントも解説

    より具体的な採用までの流れを知りたい Contact

    お電話でのお問い合わせ
    icon-phone 03-5281-0815 受付時間 9:00-12:00 / 13:00-17:30(土日祝を除く)

    ユポは、ポリプロピレン樹脂と石灰石由来の炭酸カルシウムを主原料とする、紙とフィルムの特長を併せ持つ合成紙です。ユポは、ユポ・コーポレーションが特許を保有する技術が多数用いられた高機能素材であり、一般的な紙と違い、水や油に強く、破れにくいなどの利点が多くあるため、屋外のポスターや食品・日用品の容器ラベル、飲食店メニューなどの身の回りの製品で一般的な紙の代替品として様々なシーンで採用されています。また、ユポは一般的なPPフィルムと比べて、CO₂排出量や樹脂使用量が約45%少ない(※1)ため、環境負荷低減に貢献する素材として注目されています。加えて、ユポはリサイクル可能な素材であり、その一例として、選挙の投票用紙に使用されたユポを再生樹脂原料へ再利用する取り組み(※2)が行われています。ユポは長年愛され、合成紙市場において45年以上国内シェアNo.1、世界70カ国で使用される実績(※3)を誇っています。※1…詳細はこちら ※2…詳細はこちら ※3…詳細はこちら

    ※「ユポ」「YUPO」「ユポグリーン」「スーパーユポ」「スーパーユポダブル」「ウルトラユポ」「ユポトレース」「アルファユポ」「ユポタック」「アクアユポ」「ユポサクションタック」
    「ユポ静電吸着」「クロスユポ」「ハイティアーユポ」「コンシールユポ」「ユポジェット」「ユポコート」「YPI」「ユポエアー」は(株)ユポ・コーポレーションの登録商標です。
    ※画像、イラストはイメージです。